![]() ディスプレイの制御
专利摘要:
ディスプレイ制御システム11は、バックライト2及び透過パネル3によって表示されるべき画像を受信するための入力部12を有する。バックライトコントローラ5が、バックライト2に、時間連続的なサブフィールドにおいて透過パネル3に対して異なる色又は輝度を連続的に適用させるための、該異なる色又は輝度を供給する。透過パネルコントローラ6は、透過パネル3に、該画像を表示するための該画像の時間連続的なサブフィールドにおいて該透過パネルに透過率を連続的に適用させるための、該透過率を供給する。透過パネルコントローラ6は、該透過パネルの軸外ガンマ歪の所定の量に基づいて、透過率を選択する。 公开号:JP2011514544A 申请号:JP2010544822 申请日:2009-01-22 公开日:2011-05-06 发明作者:ヤン;エフ ストロメル;バルト;ジー;ビー バレンブルグ;レムコ;ティ;ジェイ ムイス 申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ; IPC主号:G09G3-36
专利说明:
[0001] 本発明は、ディスプレイの制御に関する。] 背景技術 [0002] LCDディスプレイは一般に、斜めの観測角で観測される場合には、幾分か悪化した性能を持つことが知られている。このことは、該ディスプレイが斯かる斜めの観測角から観測されるときに、低減されたコントラスト又は不正確な演色に帰着し得る。多くの場合、この効果は、低乃至中範囲の輝度レベルに対して、最も顕著となる。LCDディスプレイの他の欠点は、パネルが暗い輝度値を表示しているときの、残留光漏れによる、乏しいコントラストである。この後者の欠点は、バックライト技術における近年の進歩により部分的には軽減され得る。LED技術の出現は、局所的にアドレス指定可能なバックライトユニットを設計する可能性をもたらし、これにより、光が適切にビデオコンテンツを描写することが必要とされる領域にのみ光が生成されることができる。場面の暗い領域においては、バックライトが減光されることができ、より高いコントラスト及びより低い電力消費に帰着する。このことは、H. Seetzenらによる「High Dynamic Range Display Systems」(ACMTrans. Graph 23, 3, 760-768頁、2004年)において議論されている。] 発明が解決しようとする課題 [0003] 減光可能なバックライトを用いてディスプレイ上にビデオコンテンツを正確に描画するためには、パネル駆動値がバックライト変調に対して補償されるべきである。換言すれば、バックライト強度がファクタdだけ低減されるときには、延在する画素のパネル透過度が、望ましい強度でこれら画素が表示されることを可能とするために対応するファクタだけ増大させられるべきである。しかしながら、パネル補償は完全ではない。] 課題を解決するための手段 [0004] 改善されたディスプレイ制御システムを持つことが有利となり得る。この問題に適切に対処するため、本発明の第1の態様においては、 バックライト及び透過パネルによって表示されるべき画像を受信するための入力部と、 前記バックライトに、前記画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおいて前記透過パネルの少なくとも一部に対して少なくとも2つの異なる色又は輝度を連続的に適用させるための、前記少なくとも2つの異なる色又は輝度を表す第1の駆動信号を、前記バックライトに供給するための、バックライトコントローラと、 前記透過パネルに、前記画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおいて前記透過パネルの前記一部の少なくとも1つの画素に対して少なくとも2つの透過率を連続的に適用させるための、前記少なくとも2つの透過率を表す第2の駆動信号を、前記透過パネルに供給するための、透過パネルコントローラと、 を有し、前記透過パネルコントローラは、前記画像のコンテンツに基づいて、及び前記画像を表示するための前記第1の駆動信号の色又は輝度に基づいて、前記透過率を選択するための手段を有し、前記透過率の選択における残りの自由度は、低減された軸外ガンマ歪を持つ透過率を選択するために利用される、ディスプレイ制御システムが提示される。] [0005] パネルの透過特性は、バックライトにより生成される強度及び色と合わせて、ディスプレイ上で何が可視であるかを決定する。従って、透過パネルの透過率とバックライトの出力とが調整される必要がある。即ち、バックライトが減光されるときには、同じ実効輝度を得るために、パネルがより透明になる必要がある。バックライト出力が特定の色を持つ場合には、望ましい表示色及び/又は輝度を得るために、異なる色に対する透過パネルの透過率が同様に調節されても良い。幾つかの透過率パラメータ値は、例えば軸外ガンマ歪のような観測アーティファクトといった、望ましくない品質と関連し、他の透過率パラメータが、例えば高い画質又は低い軸外ガンマ歪といった、望ましい品質に関連する。軸外ガンマ歪は例えば、特定のグレイ駆動値(例えば曲線が最も異なる位置)の透過率値の差(0対45度)、又は幾つかの透過率の差に亘る合計のような、幾つかの方法で定量化されることができる。少なくとも2つの連続するサブフィールドに対するバックライトにおける少なくとも2つの異なる輝度が、例えば少なくとも2つの透過率が同じバックライト輝度と組み合わせて利用される状況と比較して、パネル透過率の選択における大きな自由度を実現する。従って、画像描画の少なくとも2つの連続するサブフィールドに対する少なくとも2つの異なる輝度の利用が、透過型ディスプレイが、望ましい品質を持つ透過率をより活用することを可能とする。逆に、透過型ディスプレイは、望ましくない品質を持つ透過率をあまり利用しないようにする必要がある。従って、全体の画質は改善される。とりわけ、斜めの観測角に対する画質は改善され得る。前記軸外ガンマ歪は、直角の観測方向からディスプレイを観測したときに知覚される色又は輝度と、斜めの観測方向から前記ディスプレイを観測したときに知覚される色又は輝度と、の間の差に依存しても良い。該差は、本発明の実施例により低減され得る。] [0006] 前記バックライトコントローラは、前記画像のコンテンツに基づいて、及び予測される前記透過率を選択するための手段により選択される透過率に基づいて、前記色又は輝度を選択するための手段を有しても良く、前記色又は輝度の選択における自由度は、予測される低減された軸外ガンマ歪を持つ選択された透過率に対応する色又は輝度を選択するために利用される。このようにして、更に低減された軸外ガンマ歪を持つ透過率が利用され、画質の更なる改善に帰着する。] [0007] 前記色又は輝度を選択するための手段は、前記少なくとも1つの画素の略最大の透過率である、予測される選択される透過率に対応する色又は輝度の少なくとも一方を選択するように構成されても良い。多くのディスプレイにおいて、とりわけ液晶ディスプレイにおいて、軸外ガンマ歪は、最大透過率の周囲において比較的低い。この特性は、最大透過率が透過パネルにより適用されるようにバックライト色又は輝度を選択することにより、軸外ガンマ歪を低減するために利用され得る。] [0008] 前記バックライトコントローラは、前記少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドの間、前記透過パネルのそれぞれの部分に前記バックライトにより適用されるべき少なくとも2つの輝度のそれぞれの群を、前記第1の駆動信号に組み込むための手段を有しても良く、前記バックライトコントローラは更に、前記画像の局所的な画像コンテンツに依存して前記輝度の群を選択するための手段を有する。このことは、局所的に減光可能なバックライトを持つディスプレイに対しても、提示された手法を適用することを可能とする。このことは、とりわけ斜めの観測角の下で、異なる光源と組み合わせて利用される異なる透過率パラメータ値により、バックライトの光源パターンの可視性を更に低減させる。] [0009] 本発明の更なる態様は、従属請求項に開示される。独立請求項は、有利な実施例を定義する。] [0010] 本発明のこれらの及び他の態様は、図面を参照しながら説明され明らかとなるであろう。] 図面の簡単な説明 [0011] ディスプレイの図を示す。 ディスプレイ制御システムの図を示す。 異なる観測角におけるガンマ曲線を含むグラフである。 サブフィールドにおける等しいバックライト輝度値の場合における、出力パネル駆動レベルに対して入力パネル駆動レベルをマッピングする伝達曲線を示す。 サブフィールドにおける異なるバックライト輝度値の場合における、出力パネル駆動レベルに対して入力パネル駆動レベルをマッピングする伝達曲線を示す。 異なるバックライト強度を持つ時間連続的なサブフィールドの導入前及び導入後のパネル駆動値のヒストグラムを示す。 レンチキュラ3Dディスプレイの断面図を示す。 傾斜型レンチキュラ3Dディスプレイの前面図を示す。 他の傾斜型レンチキュラ3Dディスプレイの前面図を示す。 画像を表示するための処理における処理ステップを示す。] 実施例 [0012] ここでは、とりわけ、適応型バックライト駆動に基づいたLCDパネルの観測角(VA)特性を改善するための方法が説明される。一般に観測角の不備に対して影響を受け易い低及び中程度のグレイ色調は、ディスプレイが異なる観測角から観測される場合により一貫した画像を生成するLCDパネル値を用いて2つ以上の連続するサブフィールドに表示され得る。バックライト強度は、ビデオコンテンツに応じて、個々のサブフィールドに亘って変調され得る。該バックライト変調は、例えばVA改善の点において、より優れた性能を得るために利用され得る、とり得るパネル駆動値の組み合わせの、より広い選択を可能とする。該方法は、局所的なバックライト減光及び局所的なバックライト増強手法と組み合わせられても良い。斯かる手法は、高いダイナミックレンジを持つLCDディスプレイに対して利用されているものである。所望のバックライト強度のために適切な値、及びサブフィールドに亘る所望のバックライト強度の適切な分布は、入力されるビデオコンテンツの局所的な解析に基づいて確立され得る。局所的コンテンツ適応型の方法は、コントラスト及び/又は観測角を改善するために利用され得る。斯かる方法は好適には、局所的に減光可能なディスプレイシステムにおけるバックライト構造の軸外可視性が低減されることを可能とする。] [0013] LCDディスプレイは一般に、斜めの観測角の下では、幾分か悪化した性能を持ち、低減されたコントラスト又は不正確な演色に帰着し得ることが知られている。このことは、ディスプレイを利用するうえでの満足度を損ね得る。観測角による変動はしばしば、低グレイレベル乃至中グレイレベルを表示する場合に最も顕著となる。このことは図2に示されており、図2は、水平面における0度及び45度の観測角に対して観測されたグレイ傾斜に対するVA型LCDパネルのガンマ曲線の例を示している。該ガンマ曲線は、任意の単位で入力駆動レベル(I)と透過率(T)との間の関係を記述する。本例においては、220よりも高いパネル駆動値において、軸上及び軸外のパネル透過率が、略等しい。しかしながら、より低い駆動値においては、45度の水平角の下でパネル透過率がかなり高く、ガンマ曲線が略直線であり、画像の消失に帰着する。図2は、中程度のグレイレベルに対しては最も高い絶対誤差が生じ、比較的低いグレイ色調に対しては相対誤差が大きいことを示している。しかしながら、このグラフは、特定のテストディスプレイの特性の例に過ぎない。他のディスプレイは、大きな軸外ガンマ歪を伴って、別のガンマ曲線及び別のグレイレベルを持ち得る。] 図2 [0014] LCDディスプレイは、パネルが閉状態にある場合、残留光漏れを呈し得る。この欠点は、適応型バックライト技術により部分的には軽減され得る。LED技術の出現は、局所的にアドレス指定可能なバックライトユニットを設計する可能性をもたらし、これにより、光が適切にビデオコンテンツを描写することが必要とされる領域にのみ光が生成されることができる。場面の暗い領域においては、バックライトが減光されることができ、より高いコントラスト及びより低い電力消費に帰着する。減光可能なバックライトを用いてディスプレイ上にビデオコンテンツを正確に描画するためには、パネル駆動値がバックライト変調に対して補償されるべきである。換言すれば、バックライト強度がファクタdだけ低減されるときには、延在する画素のパネル透過度が、望ましい強度でこれら画素が表示されることを可能とするために対応するファクタだけ増大させられるべきである。しかしながら、パネル補償は完全ではなく、バックライト変調が、場面の画面の前の外観において可視となり得る。パネル補償は通常、軸上性能に対して最適化され、バックライト変調は、斜めの角度の下で斯かるディスプレイを観る場合に、より可視となり得る。バックライト変調の斯かる可視性は、明るいオブジェクトの周囲のハローアーティファクトの出現に帰着し得る。] [0015] バックライトが種々の色で光を生成することが可能である場合、少なくとも2つの異なるサブフィールドが、異なる色及び/又は輝度を持ち得る。透過パネルのサブ画素は、バックライトの生成される色に従って、各時間連続的なサブフィールドに対して調節され得る。以下、バックライト輝度がサブフィールドに亘って変化する場合について、本発明が詳細に説明される。しかしながら、このことは限定するものではない例に過ぎないことは、理解されるであろう。] [0016] 図1Aは、ディスプレイ1の実施例を示す。ディスプレイ1は、コンピュータモニタのようなスタンドアロン型ディスプレイであっても良いし、又はテレビジョン、例えば携帯電話やPDA(personal digital assistant)等のようなモバイルビューアのような、装置の一部であっても良い。図示された構成要素は、単に例である。異なる電子部品を用いる又は異なる構造を持つ実施例が利用されても良い。また、図示された構成要素は、本発明に関連してここで説明されるもの以上の機能を持っても良い。例えば、CPU7は、PDAのCPUであっても良く、従ってPDAの機能を動作させるのみならず、表示電子回路を制御する機能を果たす。ディスプレイ1は、バックライト2と、該バックライトの前面の透過パネル3とを有する。該バックライトはバックライトコントローラ5により制御され、該透過パネルは透過パネルコントローラ6により制御される。バックライトコントローラ5及び透過パネルコントローラ6は、ディスプレイ制御システム11の一部である。バックライトコントローラ5と透過パネルコントローラ6とは、両方の機能を提供する1つのモジュールへと組み合わせられても良い。ディスプレイ1は更に、コネクタ10を介して画像又はビデオ信号を得るための入力部9を有する。該ビデオ信号は、描画されるべき画像のシーケンスを有する。該入力部は、コネクタ10を介して、いずれの種類のアナログ又はディジタル信号を受容しても良い。図示されていないが、入力部9は、コネクタ10を介する代わりに、例えばWLAN又はDVB−Tを介して、信号を無線で受信するように構成されても良い。コネクタ10は、DVI、HDMI、同軸ケーブル、SDカード、USBのいずれか1つ以上に準拠するものであっても良いが、他のプロトコルを除外するものではない。CPU7は、幾つかの構成要素を制御するために備えられても良く、揮発性及び/又は不揮発性メモリ8は、後の描画のため局所的にコンテンツを保存するために備えられても良い。構成要素5乃至9は、例えば通信バス4を介して接続されても良い。] 図1A [0017] バックライト2は、画像描画の少なくとも2つの連続するサブフィールドに対して少なくとも2つの異なる輝度値を順次適用するように構成される。透過パネル3は、得られた画像を描画するための透過パネルの少なくとも一部の透過率パラメータを調節することにより、バックライトと協働するように構成される。コントローラ5、6及び図示される他の構成要素はこの構成を実装するために利用されても良いが、他の構造も同様に可能である。] [0018] 図1Bは、ディスプレイ制御システム11をより詳細に示す。類似するオブジェクトに対しては、同じ参照番号が利用されている。] 図1B [0019] 透過パネルコントローラ6は、少なくとも1つの透過率に対する透過パネルの軸外ガンマ歪の所定の量に基づいて、少なくとも2つの透過率のうち少なくとも1つの透過率を選択するための手段13を有する。該手段は、例えばルックアップテーブルにより実装されても良い。手段13は好適には、比較的低い軸外ガンマ歪を持つ透過率パラメータ値が可能な限り利用されるように、透過パネル3により適用されるべき透過率を選択する。この目的のため、観測者20によりディスプレイ3のいずれかの画素に対して知覚される総輝度が描画される画像に対応するという制約の下で、2つの連続するサブフィールドが異なる透過率を割り当てられる。] [0020] バックライトコントローラ5は、画像を表示するための選択された透過率に対応する少なくとも2つの色又は輝度を選択する手段14を有し、ここで少なくとも1つの透過率が、該少なくとも1つの透過率に対する透過パネルの軸外ガンマ歪の所定の量に基づいて選択される。好適には、適用される輝度の少なくとも1つが、透過パネルが、所望の透過パラメータ値の所定のセットにおける少なくとも1つの透過率パラメータ値を適用することを可能とする。バックライトコントローラ5は斯くして、透過型ディスプレイ3が画像の特定の部分を描画するために利用できる透過率パラメータ値を考慮に入れる。バックライトコントローラ5は、透過型ディスプレイ3が、高い望ましさを持つ透過率パラメータ値を利用することができるように、バックライト輝度を調節する(これら望ましい透過率パラメータ値は例えば、パネルによりサポートされる透過率の上限に近い及び/又は下限に近い範囲であっても良い)。所定の画像の特性(例えば画素値)に属する輝度値を効率的に探すため、ルックアップテーブルが利用されても良い。] [0021] 透過率値の望ましさは、斜めの観測角に対する関連するガンマ歪に依存し得る。多くの透過パネルについて、斜めの観測角に対するガンマ歪は、幾つかの透過率について、他の透過率よりも大きい。軸外ガンマ歪は、斜めの観測角からディスプレイを観測するときに知覚される色又は輝度と、直角の観測角からディスプレイを観測するときに知覚される色又は輝度との間の差によって、少なくとも部分的に決定され得る。] [0022] バックライト2は、少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドの間、透過パネルのそれぞれの部分に対して少なくとも2つの輝度値のそれぞれの群を局所的に適用するための手段を有しても良い。バックライトコントローラ5は、少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドの間、透過パネルのそれぞれの部分に対してバックライトにより適用されるべき少なくとも2つの輝度のそれぞれの群を、第1の駆動信号に組み込むための手段15を有しても良い。バックライトコントローラ5は更に、画像の局所的な画像コンテンツに依存して、輝度の群を選択するための手段16を有しても良い。輝度が適用されるこれら部分は、バックライトにおいて独立して減光可能又は制御可能であっても良い複数の光源のうちのそれぞれに対応しても良い。バックライトコントローラは、画像の局所的な画像コンテンツに依存して、局所的な輝度値の群を制御するように構成されても良い。このことは、いずれの観測角の下でも、バックライト光源パターンのいずれの視覚性をも、低減及び好適には回避することを支援する。これら光源パターンは、特定の観測角の下で可視となり得、とりわけ、異なって減光されるバックライト光源により提供される隣接する画像部分において類似する色が出現する場合に可視となり得る。] [0023] 手段17は、バックライトの異なる色成分について別個の輝度を制御するために備えられ得る。このことは特に、全体の輝度のみでなく色もが制御可能であるバックライトに適用される。色を制御することにより、事実上、異なる色成分の輝度を制御することができる。制御可能な色成分は、赤、緑及び青を含んでも良いが、他の色成分構成も可能である。バックライトは、各色成分に対して、少なくとも2つの連続的な輝度値を適用するように構成されても良い。] [0024] 一実施例は、画像コンテンツに関連するそれぞれの値を、輝度値に関連するそれぞれの値にマッピングする、少なくとも1つのルックアップテーブル18を有する。バックライトコントローラは、画像の少なくとも一部における画像コンテンツを表す値に対応する輝度値に関連する値を探すために該ルックアップテーブルを適用するための手段19を有する。] [0025] 一実施例においては、バックライトコントローラ5は、画像の少なくとも一部における画像コンテンツに関連する値のヒストグラムに依存して前記少なくとも2つの輝度値を選択するためのヒストグラム手段20を有する。例えば、ヒストグラム手段20は、最も大きな値を持つヒストグラムビンに対応する輝度値を選択するように構成されても良い。] [0026] 一実施例においては、バックライトコントローラ5は、画像の少なくとも一部に出現する最大輝度と第1の輝度値に対応する輝度との間の差に基づいて、第2の輝度値を選択するための手段21を有する。このことは、2つのサブフレームの総輝度が、画像の該一部に出現する最大輝度と対応するようにする。このようにして、バックライトの総輝度が最小化され、エネルギーの節約及び/又は改善された画像コントラストに帰着する。] [0027] ディスプレイは、ディスプレイ制御システム11、バックライト2、及び透過パネル3を有しても良い。斯かるディスプレイは、テレビジョンの一部であっても良い。斯かるディスプレイはまた、PDA(personal digital assistant)又は携帯電話に内蔵されても良い。] [0028] 一実施例においては、ディスプレイ制御システム11、バックライト2、透過パネル704、及び少なくとも2つの立体ビューの異なる一方に寄与する画素の空間的なインタリーブのための手段604を有する3Dディスプレイが提供される。斯かる3Dディスプレイにおいては、空間的なインタリーブのための手段は、傾斜したレンチキュラ702を有しても良い。] [0029] 図2に示されるように、最も顕著な観測角歪は、低乃至中程度のグレイ色調を表示する際に生じ得る。それ故、幾つかの観測角改善手法は、入力画素を、より極端なパネル駆動レベル(即ち、観測角歪をあまり生じないパネル駆動レベル)を持つ2つ以上の寄与へと分割することによって、これら駆動レベルを回避することを含む。斯かる分割は、複数のサブ画素に亘って入力(サブ)画素を分散させることにより空間ドメインで実現されても良いし、又は一連の時間的なサブフィールドにおける所望の輝度及び色を生成することにより時間ドメインで実現されても良い。これら手法は、肌の色調のような特定の色の最適な描画のために調整されても良い。しかしながら、これら手法は、入力されるビデオコンテンツの特性に対して動的に適応はされない。] 図2 [0030] 近年、ディスプレイのダイナミックレンジを改善するため、及び電力消費を低減するため、動的なバックライト減光の方法が考慮されてきている。しかしながら、バックライト減光は、利用されるべきLCDパネル駆動値に影響を与える。従って、観測角歪をあまり生じないパネル駆動レベルをパネルが利用することを可能とするために、バックライト減光を調節することが可能である。] [0031] 複数のサブ画素に亘って又は一連の時間的なサブフィールドにおける所望の輝度及び色を生成することにより時間ドメインで入力(サブ)画素を分散させる場合、サブフィールドに亘る平均透過光出力は、元のビデオのものと等しいべきである。バックライト強度が全てのサブフィールドについて等しい場合、この条件は、以下のように表現され得る: ここでTorは元のパネル透過率(サブフィールドに亘る分散のない)を示し、Tiはサブフィールドiのパネル透過率を示し、Nfはサブフィールドの数を示す。単純さのため、本明細書の残りの部分においてはNf=2を仮定するが、本発明はこの状況に限定されるものではない。Nf≧2であるいずれのサブフィールドの数が利用されても良い。] [0032] 図3B及び3Cは、第1のサブフィールド(ODL1)について及び第2のサブフィールド(ODL2)について出力駆動レベルに対して入力駆動レベル(I)をマッピングする伝達曲線の例を示す。図3Aは、特定のディスプレイについての解空間、即ち2つのサブフィールドの出力輝度が入力駆動レベル(I)に対応する元の輝度と略同じとなるように両方のサブフィールド出力レベル(ODL)が選択される範囲の例を示す。バックライト変調がない場合には、2つのフィールドの許容可能な伝達曲線についての境界は同一となることに留意されたい。図3B及び3Cにおける伝達曲線の例は、より極端な(0及び255に近い)値を持つ時間的なサブフィールドについての駆動レベルの対により入力画素を置き換える戦略を表す出力駆動値を示す。これら図は、図2に示されたパネル特性を用いて両方のサブフィールドにおいてバックライトが完全にオンとなる(B1=B2=255)状況に基づく。伝達曲線(ODL1及びODL2)は、これら曲線が合わせて式(1)の条件を満たすように選択される。バックライト強度は一定であるから、2つのフィールドの許容可能な伝達曲線についての境界は同一である(図3Aに示される)。フィールド1及びフィールド2についての伝達曲線の例(ODL1及びODL2)は、図2に示されたパネル特性を用いて軸外輝度誤差の最小二乗法による最小化によって決定されたものである。] 図2 図3A 図3B [0033] 異なるサブフィールドにおいてバックライト強度が異なる場合には、伝達曲線は好適には、サブフィールドに亘る平均光出力が入力の平均光出力と等しいという条件が依然として満たされるように適応される。このことは、以下のように表現され得る: ここで、Borは元のバックライト強度を示し、Biはi番目のサブフィールドのバックライト強度を示す。サブフィールドにおけるバックライト駆動値と許容可能なLCD駆動値との間に、密接な関連があることが、式(2)から直ちに明白である。個々のサブフィールドに亘ってバックライト強度を適切に分散させることにより、例えば観測角改善の点で、より効果的なパネル駆動値の組み合わせを利用することが可能となる。] [0034] このことは図4に示されており、図4は、バックライト強度が第1のフィールド(図4A)において50%だけ増強され(B1=382)、第2のフィールド(図4B)において50%だけ減光された(B2=128)状況を示している。第1及び第2のフィールドについての関連する解空間は、図4A及び4Bにおける破線の曲線により示される。第1のフィールド(ODL1)についてのパネル伝達曲線は、図4Aの破線の曲線間に位置すべきであり、第2のフィールド(ODL2)についてのパネル伝達曲線は、図4Bの破線の曲線間に位置すべきである。2つのフィールドの許容可能な伝達曲線についての境界は、バックライト強度の変調のため、同一ではない点に留意されたい。これら図から、バックライト変調を用いることにより、一定のバックライトの条件においては実現できなかったパネル駆動値の組み合わせが可能となったことが明らかである。結果として、LCDパネルは、2つのサブフィールドにおいて、異なる、より極端な駆動レベルで駆動されることができ、観測角特性の改善に帰着する。図4A及び4Bはまた、図1Aに示されたパネル特性を用いた軸外輝度誤差の最小二乗法による最小化に基づく、それぞれ第1及び第2のサブフィールドについての提案される伝達関数を示す。平均すると、図2のグラフを作成するためにテストされたディスプレイパネルにおけるこれら伝達関数を用いることにより、軸外画像歪が33%低減され得る。] 図1A 図2 図4A 図4B [0035] 以上の例においては、ビデオコンテンツの特性は考慮されていない。その代わり、2つのサブフィールドについてのバックライト強度が、2つの異なる固定値に設定されている。画像コンテンツを解析することにより、サブフィールドについてのバックライト強度を確立することによって、効果が更に増大させられ得る。斯かる解析は、ヒストグラム情報に基づくものであっても良いし、又は例えば優位色情報に基づくものであっても良い。このことは、画像に出現する色及び/又は輝度に対して、バックライトの色及び/又は輝度が適応されることを可能とする。バックライトはこのとき、LCDパネル駆動値が、描画される画像に対して重要な色のために望ましい範囲内となるように駆動されても良い。] [0036] 更に一歩進むため、とりわけ局所的に異なる輝度及び/又は色を持つ光を供給するためにバックライトが局所的に制御される場合には、局所的な画像コンテンツが考慮に入れられても良い。最初に、必要な全体の光出力Bor及び任意に関連するパネル透過率Torを確立するため、2D減光アルゴリズムが適用されても良い。次いで、観測角特性の点で最も大きな利得が達成されるような態様で、バックライト強度が利用可能なサブフィールドに亘って分散されても良い。例えばこのことは、バックライト強度の1つ又は幾つかが、局所的なヒストグラムのピーク又は優位色に関連して選択される場合に達成される。また、例えば肌の色のような、特に重要であることが知られている幾つかの色が、他のあまり重要でない色よりも、大きな重みをヒストグラム算出において与えられても良い。] [0037] 図5は、局所的な画像コンテンツ、とりわけ局所的なヒストグラム情報を利用する方法を示す。図5Aは、入力として利用される画像の該略図を示す。局所的領域502は、該領域におけるバックライトを制御することを可能とするために解析される。図5Bは、固定されたバックライトについての、ガンマドメインにおける領域502におけるLCDパネルの入力駆動値のヒストグラムを示す。該ヒストグラム及び他のヒストグラムにおいて、Fは画像の少なくとも一部における駆動値(I)の頻度を示す。図5Cは、線形輝度ドメインにおける領域502における画像のヒストグラムを示す。入力が及び図を適切に表示するための十分な光が生成されることを確実にするため、全体のバックライト強度Borは、いずれかのドメイン(図5B又は5C)における最も高い画素値により決定されても良い。このことは、利用される2D減光アルゴリズムに依存する。この場合、該値は、輝度ドメイン(図5C)において150に達する。次いで、この必要となる全体の輝度が、サブフィールドについての2つ以上の適切なバックライト駆動レベルに亘って分散されても良い。線形輝度ドメインにおいて約35の駆動レベルを持つ多くの入力画素を仮定すると、画質(例えば軸外ガンマ歪)が約35のこれら駆動レベルに対して適したものとなるように、第1のフィールドのバックライト強度を選択することが有利となり得る。例えば、バックライト輝度は、この35のレベルに設定される。なぜなら、この場合には、LCDパネルの透過率を第1のサブフィールドにおいて凡そ最大値に、及び第2のサブフィールドにおいて約ゼロに設定する(これらは軸外観測特性に関して好適な値である)ことによって、約35の輝度レベルが実現され得るからである。換言すれば、約35の画素値は、パネルを一方のフィールドにおいて(略)完全に開き、他方において略完全に閉じることにより、生成されることができる。十分な光が生成されることを確実にするため、サブフィールドに亘る平均強度は、少なくともBorであるべきである。好適には、平均強度はBorを大きく超えない。このことは、本例については、バックライト強度:B1=2*35=70、B1=2*(150−35)=230に帰着する(2のファクタは、各駆動値の有効継続時間が、2つのサブフィールドにより半分とされるという事実に起因する)。] 図5A 図5B 図5C [0038] バックライトが減光される場合、望ましい強度で画素が表示されることを確実にするため、パネルがバックライト変調に対して補償される。図5Dは、信号を2つのサブフィールドに分割する前の、減光補償(即ち単一のバックライト値への減光であり、ここでバックライトの輝度は、図5Cにおいては150に達する画像領域502における最大画素値に対応する)の適用の後のLCD駆動レベルを示す。バックライト減光により、LCD駆動値は増大させられ、対象となる領域における最高の画素は、255の最大パネル駆動レベルへとマッピングされる。図5E及び5Fは、入力駆動値に対する適切な伝達曲線(図4に示されたものと比較される)の適用の後の、それぞれサブフィールド1及び2についてのLCDパネル駆動値のヒストグラムを示す。2つの時間的なサブフィールドへの分割の後、これらヒストグラムは、時間的な分割の後に、パネルの観測角特性がかなり好適である(D>200及びD<5)スケールの両極端において駆動値が高度に密集していることを示している。] 図5C 図5D 図5E [0039] 一実施例においては、ディスプレイ制御システム11、バックライト2、透過パネル704、及び少なくとも2つの立体ビューの異なる一方に寄与する画素の空間的なインタリーブのための手段604を有する3Dディスプレイが提供される。斯かる3Dディスプレイにおいては、空間的なインタリーブのための手段は、傾斜したレンチキュラ702を有しても良い。] [0040] 図6は、3Dディスプレイの断面図を示す。斯かる3Dディスプレイは、(異なる角度から観測される)同一の場面の異なるビューを異なる方向へと送り、それにより観測者が左目と右目とで異なるビューを観るようにすることによって動作する。図6は、上端にレンチキュラ(円筒形)レンズ604を持つLCDサブ画素602を示す。斯かるレンチキュラは、2Dディスプレイから3Dディスプレイを作り出す。正レンズ604は、レンズの下の画素の位置に依存して、画素又は画素の下のサブ画素602の光を異なる方向にフォーカスさせる。] 図6 [0041] 図7は、3Dディスプレイの前面図を示す。本図は、レンチキュラ702が通常、下に存在する画素グリッド構成704に対する或る角度で(傾斜して)装着されることを示している。この傾斜を用いることにより、数あるなかでも、水平及び垂直解像度を、結果の3D解像度に均等に寄与するように利用することが可能となる。図6に示されるように、レンズの下の位置(レンチキュラの円筒軸に垂直)は、画像が光を送る方向を決定する。例えば、斜線の画素706は、光を同じ方向に送出する。] 図6 図7 [0042] 図8において、ガンマ曲線が好ましいように選択された異なる強度に各半画素を設定することにより、観測角改善を提供するための方法として、画素が半画素に分割される。2Dディスプレイにおいては、2つの半画素の総強度を目が統合し、斜めの観測角の下での改善されたガンマ振る舞いが得られ得る。しかしながら、(傾斜した)レンチキュラを適用する場合には、2つの半画素は、光を同じ方向に投射しない。図8に示されるように、上端の半画素802からの光は、下端の半画素804よりも左にフォーカスされる。なぜなら、レンズの下で画素がより右に位置しているからである。それ故、観測者は、2つの強度を適切に統合しない。換言すれば、観測者が画面を観測する方向に、誤った強度が投射される。] 図8 [0043] 従って、2つの半画素の2つの強度の統合の空間的な適用は、3Dディスプレイのために利用されたようなビューの空間的なインタリーブと好適に組み合わせられない。しかしながら、2つの時間連続的なサブフレームにおいて時間連続的に2つの強度が示される場合には、図7の構成が維持され得る。従って、2つの強度が、3Dディスプレイによって正確に等しい方向に投射され、それにより観測者は強度を適切に統合する。このことは、3Dディスプレイの画質が、特に斜めの観測角について、改善されることを可能とする。] 図7 [0044] ここで開示された方法及び手法は、より極端なパネル駆動値が利用され得るように、バックライト強度がサブフィールド間で変調されることを可能とすることにより、観測角改善手法の効率を著しく改善する。更に、局所的なヒストグラム解析が、サブフィールドについての最適なバックライト強度を確立するために利用され得る。後者の特性は、対象となる領域における画素に対して観測角改善の点で最も大きな利得が実現され得るような態様で、バックライトが駆動されることを可能とする。記載された方法は、観測角の不備に起因するものであり得る2D減光可能なシステムにおけるバックライト構造の可視性が低減されることを可能とする。従って、本方法は、局所的に減光可能なLEDバックライト機能を持つハイエンドのLCDのTVに特に適している。LEDの高速な切り替え時間は、異なる強度を持つ短いサブフィールドの生成を容易化する。] [0045] 図9は、画像を表示する方法の処理ステップを示す。本処理は、ステップ904において開始する。ステップ901において、画像が受信される。該画像は、バックライト及び透過パネルにより表示されるべきものである。ステップ902において、第1の駆動信号が供給される。該第1の駆動信号は、バックライトに、画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおける透過パネルの少なくとも一部に対して少なくとも2つの異なる色又は輝度を連続的に適用させるための、少なくとも2つの異なる色又は輝度を表す。ステップ903において、第2の駆動信号が供給される。該第2の駆動信号は、透過パネルに、画像を表示するための少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおける透過パネルの前記一部の少なくとも1つの画素に対して少なくとも2つの透過率を時間連続的に適用させるための、少なくとも2つの透過率を表す。本処理は、ステップ905において終了する。本処理は、表示されるべきいずれかの画像について、例えばビデオ信号に含まれる画像のシーケンスについて、繰り返されても良い。] 図9 [0046] ここで説明された観測角改善手法は、LCDのTV、コンピュータモニタ、ラップトップ、携帯電話、PDA、3Dディスプレイ等のような、全ての種類のディスプレイシステムにおいて適用され得ることは、理解されるであろう。] [0047] ディスプレイ制御システムの更なる幾つかの実施例は、例えば、 バックライトコントローラが、バックライトの別個の色成分について別個の輝度を供給するための手段を有する、ディスプレイ制御システム、 透過パネルコントローラが、異なる色の透過フィルタと関連した複数のサブ画素を持つ画素を有する透過パネルを制御するように構成された、ディスプレイ制御システム、 画像コンテンツに関連するそれぞれの値を色又は輝度に関連するそれぞれの値にマッピングする少なくとも1つのルックアップテーブルを有するディスプレイ制御システムであって、バックライトコントローラが、画像の少なくとも一部における画像コンテンツを表す値に対応する輝度値に関連する値を探すために該ルックアップテーブルを適用するための手段を有する、ディスプレイ制御システム、 バックライトコントローラヒストグラム手段が、最も大きな値を持つヒストグラムビンに対応する色又は輝度を選択するように構成された、ディスプレイ制御システム、及び バックライトコントローラが、画像の少なくとも一部に出現する最大輝度と第1の輝度値に対応する輝度との間の差に基づいて、第2の輝度を選択するための手段を有する、ディスプレイ制御システム である。] [0048] 本発明は、コンピュータプログラム、とりわけディスプレイ用の制御ソフトウェア、特に本発明を実行するように構成された、担体上又は担体中のコンピュータプログラムにも拡張されることは、理解されるであろう。該プログラムは、ソースコード、オブジェクトコード、部分的にコンパイルされた形態のようなコード中間ソース及びオブジェクトコード、又は本発明による方法の実装における使用に適した他のいずれかの形態であっても良い。斯かるプログラムは、多くの異なる構造的な設計を持ち得ることも理解されるであろう。例えば、本発明による方法又はシステムの機能を実装するプログラムコードは、1つ以上のサブルーチンに分割されても良い。これらサブルーチンに機能を分散させる多くの方法が、当業者には明らかであろう。これらサブルーチンは、1つの実行可能ファイルに合わせて保存され、内蔵型プログラムを形成しても良い。斯かる実行可能ファイルは、例えばプロセッサ命令及び/又はインタプリタ命令(例えばJava(登録商標)インタプリタ命令)のような、コンピュータ実行可能な命令を有しても良い。代替として、これらサブルーチンの1つ以上又は全てが、少なくとも1つの外部のライブラリファイルに保存され、例えば実行時に、静的又は動的にメインプログラムとリンクされても良い。メインプログラムは、これらサブルーチンの少なくとも1つに対する少なくとも1つの呼び出しを含む。また、これらサブルーチンは、互いに対する関数呼び出しを有しても良い。コンピュータプログラムに関連する実施例は、開示された方法の少なくとも1つの処理ステップの各々に対応するコンピュータ実行可能な命令を有する。これら命令はサブルーチンに分割されても良く、及び/又は静的又は動的にリンクされ得る1つ以上のファイルに保存されても良い。コンピュータプログラムに関連する他の実施例は、開示されたシステム及び/又はコンピュータプログラムの少なくとも1つの手段の各々に対応するコンピュータ実行可能な命令を有する。これら命令はサブルーチンに分割されても良く、及び/又は静的又は動的にリンクされ得る1つ以上のファイルに保存されても良い。] [0049] コンピュータプログラムの担体は、該プログラムを担持することが可能ないずれのエンティティ又は装置であっても良い。例えば、該担体は、例えばCD−ROM若しくは半導体ROMといったROMのような記憶媒体、又は例えばフロッピー(登録商標)ディスク若しくはハードディスクのような磁気記録媒体を含んでも良い。更に、該担体は、電気若しくは光ケーブル、無線、又はその他の手段を介して搬送され得る、電気又は光信号のような、送信可能な媒体であっても良い。該プログラムが斯かる信号において実施化される場合には、該担体は斯かるケーブル又はその他の装置若しくは手段により構成されても良い。代替として、該担体は、関連する方法を実行するように又は関連する方法の実行における使用のために構成された、該プログラムが組み込まれた集積回路であっても良い。] [0050] 上述の実施例は本発明を限定するものではなく説明するものであって、当業者は添付する請求項の範囲から逸脱することなく多くの代替実施例を設計することが可能であろうことは留意されるべきである。請求項において、括弧に挟まれたいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「有する(comprise)」及びその語形変化の使用は、請求項に記載されたもの以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。要素に先行する冠詞「1つの(a又はan)」は、複数の斯かる要素の存在を除外するものではない。本発明は、幾つかの別個の要素を有するハードウェアによって、及び適切にプログラムされたコンピュータによって実装されても良い。幾つかの手段を列記した装置請求項において、これら手段の幾つかは同一のハードウェアのアイテムによって実施化されても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。]
权利要求:
請求項1 バックライト及び透過パネルによって表示されるべき画像を受信するための入力部と、前記バックライトに、前記画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおいて前記透過パネルの少なくとも一部に対して少なくとも2つの異なる色又は輝度を連続的に適用させるための、前記少なくとも2つの異なる色又は輝度を表す第1の駆動信号を、前記バックライトに供給するための、バックライトコントローラと、前記透過パネルに、前記画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおいて前記透過パネルの前記一部の少なくとも1つの画素に対して少なくとも2つの透過率を連続的に適用させるための、前記少なくとも2つの透過率を表す第2の駆動信号を、前記透過パネルに供給するための、透過パネルコントローラと、を有し、前記透過パネルコントローラは、前記画像のコンテンツに基づいて、及び前記画像を表示するための前記第1の駆動信号の色又は輝度に基づいて、前記透過率を選択するための手段を有し、前記透過率の選択における残りの自由度は、低減された軸外ガンマ歪を持つ透過率を選択するために利用される、ディスプレイ制御システム。 請求項2 前記軸外ガンマ歪は、直角の観測方向からディスプレイを観測したときに知覚される色又は輝度と、斜めの観測方向から前記ディスプレイを観測したときに知覚される色又は輝度と、の間の差に依存する、請求項1に記載のディスプレイ制御システム。 請求項3 前記バックライトコントローラは、前記画像のコンテンツに基づいて、及び予測される前記透過率を選択するための手段により選択される透過率に基づいて、前記色又は輝度を選択するための手段を有し、前記色又は輝度の選択における自由度は、予測される低減された軸外ガンマ歪を持つ選択された透過率に対応する色又は輝度を選択するために利用される、請求項1に記載のディスプレイ制御システム。 請求項4 前記色又は輝度を選択するための手段は、前記少なくとも1つの画素の略最大の透過率である、予測される選択される透過率に対応する色又は輝度の少なくとも一方を選択するように構成される、請求項3に記載のディスプレイ制御システム。 請求項5 前記バックライトコントローラは、前記少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドの間、前記透過パネルのそれぞれの部分に前記バックライトにより適用されるべき少なくとも2つの輝度のそれぞれの群を、前記第1の駆動信号に組み込むための手段を有し、前記バックライトコントローラは更に、前記画像の局所的な画像コンテンツに依存して前記輝度の群を選択するための手段を有する、請求項1に記載のディスプレイ制御システム。 請求項6 前記バックライトコントローラは、前記画像の少なくとも一部における画像コンテンツに関連する値のヒストグラムに依存して、前記少なくとも2つの色又は輝度を選択するためのヒストグラム手段を有する、請求項3に記載のディスプレイ制御システム。 請求項7 請求項1に記載のディスプレイ制御システム、透過パネル、及び前記透過パネルを照明するためのバックライトを有する、ディスプレイ。 請求項8 請求項1に記載のディスプレイ制御システム、透過パネル、及び前記透過パネルを照明するためのバックライトを有する、テレビジョン。 請求項9 請求項1に記載のディスプレイ制御システム、透過パネル、及び前記透過パネルを照明するためのバックライトを有する、モバイルビューア。 請求項10 請求項1に記載のディスプレイ制御システム、透過パネル、及び少なくとも2つの立体ビューのうちの異なる1つに寄与する画素の空間的なインタリーブのための手段を有する、3次元ディスプレイ。 請求項11 前記空間的なインタリーブのための手段が傾斜したレンチキュラを有する、請求項10に記載の3次元ディスプレイ。 請求項12 バックライト及び透過パネルによって表示されるべき画像を受信するステップと、前記バックライトに、前記画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおいて前記透過パネルの少なくとも一部に対して少なくとも2つの異なる色又は輝度を連続的に適用させるための、前記少なくとも2つの異なる色又は輝度を表す第1の駆動信号を、前記バックライトに供給するステップと、前記透過パネルに、前記画像の少なくとも2つの時間連続的なサブフィールドにおいて前記透過パネルの前記一部の少なくとも1つの画素に対して少なくとも2つの透過率を連続的に適用させるための、前記少なくとも2つの透過率を表す第2の駆動信号を、前記透過パネルに供給するステップと、を有し、前記第2の駆動信号を供給するステップは、前記画像のコンテンツに基づいて、及び前記画像を表示するための前記第1の駆動信号の色又は輝度に基づいて、前記透過率を選択するステップを有し、前記透過率の選択における残りの自由度は、低減された軸外ガンマ歪を持つ透過率を選択するために利用される、ディスプレイを制御する方法。 請求項13 前記軸外ガンマ歪は、直角の観測方向からディスプレイを観測したときに知覚される色又は輝度と、斜めの観測方向から前記ディスプレイを観測したときに知覚される色又は輝度と、の間の差に依存する、請求項12に記載の方法。 請求項14 前記第1の駆動信号を供給するステップは、前記画像のコンテンツに基づいて、及び予測される前記透過率を選択するステップにより選択される透過率に基づいて、前記色又は輝度を選択するステップを有し、前記色又は輝度の選択における自由度は、予測される低減された軸外ガンマ歪を持つ選択された透過率に対応する色又は輝度を選択するために利用される、請求項12に記載の方法。 請求項15 請求項12に記載の方法をプロセッサに実行させるための命令を有する、コンピュータプログラム。
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同族专利:
公开号 | 公开日 CN101933080B|2013-11-13| WO2009095819A1|2009-08-06| US20100309298A1|2010-12-09| US8289272B2|2012-10-16| EP2238586A1|2010-10-13| EP2085961A1|2009-08-05| CN101933080A|2010-12-29|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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